あらゆる前提を疑う、建築作品のために。次世代クリエイターのための3Dワールド型インターフェース「MEs」を提供するO株式会社と、ASIBAが共催し「UNBUILD Virtual Exhibition」の開催が決定
一般社団法人ASIBA(所在地:東京都文京区、代表理事:二瓶雄太)は、O株式会社(所在地:東京都世田谷区、創業者 兼 代表取締役CEO:a春)と共同で、国内外の建築学生および若手クリエイターを対象としたバーチャル展示企画「UNBUILD Virtual Exhibition」を初開催いたします。本展示は、卒業設計・制作・研究などを通じて生み出された、制度や用途、実現可能性といった現実の要請に回収される以前の建築的思考や表現のあり方に着目し、「UNBUILD」をテーマとした作品を、3Dワールド型インターフェース「MEs(ミーズ)」上で展示する試みです。展示作品は、国内外を問わず公募およびキュレーションによって選出され、若手クリエイターの発表機会の創出および認知度向上を目的としています。また、本展示企画にあわせて、建築家、アーティスト、サイエンティストなど分野横断的な専門家によるオープンな講評・ディスカッションの場を設け、建築表現の可能性を多角的に問い直していきます。
1.建築を取り巻く条件が高度化・多様化していること 社会課題や制度、技術、コストなどの条件が増えるなかで、前提そのものを疑ったり、まだ形にならない違和感や問いを自由に考える余地は、少しずつ小さくなっていると考えています。本企画では、「建築」が本来持っている未来志向の想像力や表現、クリエイションの形を改めて見つめ直していきます。
2.表現の背後にあるプロセスが、表に出にくい状況があること 表現の背後にある思考や試行錯誤のプロセスは、いまの環境ではなかなか表に出にくい状況があります。卒業設計や研究、実験的な制作には多くの試みや迷いが含まれていますが、それらが共有される機会は限られています。実現性や制度に収まりきらないアイデアほど、途中のプロセスごと語られる場が少ないのが現状です。
3.建築を「体験として共有する」新しい場が必要なこと バーチャル空間は、建築を図面やパネルだけでなく、空間として体験し、考えるための場になります。本展示では、建築的な思考が国や分野を越えて行き交い、次の問いへとつながっていく場をつくることを目指しています。
私たちはいま、使うことを前提とした技術や制度に囲まれながら、ものを考え、つくる時代に生きています。社会課題、制度、倫理、経済性、そして技術。建築を取り巻く条件は増え続け、複雑で現実的な前提として、設計や空間が生まれるための出発点に置かれています。そのなかで「建築すること」は次第に、与えられた問いに対して、正しく、正確に、説明可能な答えを導き出す行為へと近づきつつあるのではないでしょうか。
しかし、建築の想像力は本来、その一歩手前にあったはずです。前提そのものを疑うこと。制度や用途をいったん脇に置き、自分が欲しい未来を構想すること。言葉では説明しきれない違和感や批評を、空間として立ち上げること。
しかし、建築の想像力は本来、その一歩手前にあったはずです。前提そのものを疑うこと。制度や用途をいったん脇に置き、自分が欲しい未来を構想すること。言葉では説明しきれない違和感や批評を、空間として立ち上げること。
UNBUILDとは、未完成であることや、実現しなかった建築を指す言葉ではありません。それは、制度や効率、正解といった現実の要請に回収される以前の、自律的な思考のかたちとしての建築です。試行や分岐、失敗や構想を含んだ、想像力と未来志向に基づく創造のプロセスそのものです。
UNBUILD Virtual Exhibitionは、そのようなUNBUILDな建築提案を幅広く募集し、共有するための展示です。ここでは、建築的な思考を図面やパネルだけではなく、実際に回遊可能なバーチャル空間として体験することができます。UNBUILDを起点に、アイデアが行き交い、変形され、連鎖し、新たな問いが生まれ続けていく。建築を、再び自由に考えるための場所を目指して
しかし、建築の想像力は本来、その一歩手前にあったはずです。前提そのものを疑うこと。制度や用途をいったん脇に置き、自分が欲しい未来を構想すること。言葉では説明しきれない違和感や批評を、空間として立ち上げること。
UNBUILDとは、未完成であることや、実現しなかった建築を指す言葉ではありません。それは、制度や効率、正解といった現実の要請に回収される以前の、自律的な思考のかたちとしての建築です。試行や分岐、失敗や構想を含んだ、想像力と未来志向に基づく創造のプロセスそのものです。
UNBUILD Virtual Exhibitionは、そのようなUNBUILDな建築提案を幅広く募集し、共有するための展示です。ここでは、建築的な思考を図面やパネルだけではなく、実際に回遊可能なバーチャル空間として体験することができます。UNBUILDを起点に、アイデアが行き交い、変形され、連鎖し、新たな問いが生まれ続けていく。建築を、再び自由に考えるための場所を目指して
MEs(Mind Environment System)は、O株式会社が開発した次世代クリエイターのための3Dワールド型インターフェースです。
MEsは、創造的なコミュニケーション、コラボレーション、コミュニティ形成のためのバーチャルワールドプラットフォームです。人々の記憶、思考、創造的プロセスが可視化され、共有可能で、体験可能な空間として現れます。MEsの中では、抽象的なアイデアが歩き回れる環境として形を成します。スケッチ、リサーチ、実験、メモの断片は「Patches(パッチ)」と呼ばれる具体的な形へと結晶化し、それらを収集・統合することで、新しい創造的対話と理解が生まれます。
バーチャル空間を内省と表現のための強力なツールとして深く尊重し、MEsは自己認識を育み、批判的思考を研ぎ澄まし、しなやかな想像力を培う、深く創造的な環境を提供します。
MEsでは、MEs Market(「Village of Permutations」を舞台にした、50名以上のイラストレーター、ミュージシャン、ファッションデザイナー、3Dアーティストによる400点以上のグッズ、ファッションアイテム、アート作品が集まるバーチャルマーケットプレイス)や、新しいアーティストとその作品の発見を促し続けるVirtual Public Art Libraryなど、様々な公開イベントや展示が開催されています。
応募資格は、国内外の建築・デザイン・アート・テクノロジー等、空間表現に関わり、または建築系の教育プログラムを卒業してから3年以内の個人またはグループで活動するクリエイターであること。
MEsを用いた、メタバース上での展示期間中に、作品を展示することができること。
応募作品は未公表でオリジナルなものに限ります。アイデアや表現等において他者の作品との極端な類似が見られる等、作品のオリジナリティが疑われる場合は、その作品を失格とする場合があります。
卒業設計、卒業制作、研究、実験的プロジェクト、またはそれに準ずる建築的・空間的な想像力を発揮した「UNBUILD」な作品提案。建築、都市、インスタレーション、メディア表現、仮想空間など、表現形式は不問。実現の有無、規模、用途、制度的制約は問いません。
メタバース空間(MEs)での展示を前提とし、必要なデータや資料の提出、MEsへのアップロードが可能であること。各応募者につき、提出は1作品/1プロジェクトに関するファイル(複数可)のみとなります。
グループでの提案も可能ですが、グループで応募する場合でも、グループ内のメンバー全員について、提出は該当の1件のみであること。日本語または英語でのコミュニケーションが可能であること。
提出作品は、応募者本人によるオリジナル作品であり、著作権、意匠権、商標権、肖像権、その他いかなる第三者の権利も侵害していないものに限ります。
応募資格のある作品は、応募者(グループの場合はメンバーの全員)が在学中に独立して制作したものであり、UNBUILD Virtual Exhibition の開幕日である2026年4月1日時点で一般公開が可能である必要があります。
UNBUILD Virtual Exhibition のステートメントに強く共鳴する作品であること。
脇田 玲 --- アーティスト、慶應義塞大学環境情報学部教授。博士(政策・メディア)。「造形によって物の本質に迫ること」を目的として、芸術と科学が同居した新表現を追求している。主な展示に「龍雨図」(建仁寺 / Zen Night Walk Kyoto, 2024)、「Over Billions of Years」(モエレ沼公園 / 札幌国際芸術祭, 2024)、「アランとキースのために」(中村キース・ヘリング美術館 / Hokuto Art Program ed.1, 2022)、「脇田玲 - Photons」(清春芸術村 光の美術館, 2018)、音楽家小室哲哉との8K映像音響インスタレーション(Ars Electronica Festival, 2016)およびライブ・パフォーマンス(MUTEK/RedBull Music Festival, 2017)などがある。
Rebecca Merlic --- デジタルアーティスト、建築家、実験映画作家。レベッカ・マーリック(1989年生まれ/HR・AT・DE)は、ウィーンを拠点に活動するヨーロッパのデジタルアーティスト、建築家、実験映像作家。ウィーン応用美術大学およびウィーン美術アカデミーでの教育経験を持ち、東京藝術大学の北川原温ラボで学んだ経験があります。彼女の作品は、社会における別種のあり方、社会経済的な慣習の越境、新しいテクノロジーを用いた芸術・建築表現への探求といったテーマから強い影響を受けている。これまでに、マリアンヌ・フォン・ヴィレマー・デジタルメディア賞(2020)、DKB VR アート賞(2023)、テオドール・ケルナー芸術・科学賞(2023)などを受賞。近年は、ザグレブ現代美術館、オスロ国立美術館、大阪万博などで作品を発表している。
a春 --- O CEO | Creative Director。O 株式会社の創業者/CEO。創作プロセスを仮想世界へと織り込む「MEs(Mind Environment System)」を構築している。RISD(ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン)でインダストリアルデザインとコンピュテーショナル・アートを学び、2023年に『FORBES JAPAN』の「30 UNDER 30」に選出。内なる世界の間に生まれる内省、遊び、そして予期せぬ対話のためのインターフェースをデザインしている。

脇田 玲 --- アーティスト、慶應義塾大学環境情報学部教授。博士(政策・メディア)。「造形によって物の本質に迫ること」を目的として、芸術と科学が同居した新表現を追求している。主な展示に「龍雨図」(建仁寺 / Zen Night Walk Kyoto, 2024)、「Over Billions of Years」(モエレ沼公園 / 札幌国際芸術祭, 2024)、「アランとキースのために」(中村キース・ヘリング美術館 / Hokuto Art Program ed.1, 2022)、「脇田玲 - Photons」(清春芸術村 光の美術館, 2018)、音楽家小室哲哉との8K映像音響インスタレーション(Ars Electronica Festival, 2016)およびライブ・パフォーマンス(MUTEK/RedBull Music Festival, 2017)、「高橋コレクション『顔と抽象』-清春白樺美術館コレクションとともに」(2018)などがある。
脇田 玲 --- アーティスト、慶應義塞大学環境情報学部教授。博士(政策・メディア)。「造形によって物の本質に迫ること」を主題に、人間の知覚を超えた物理現象を精緻なシミュレーションによって可視化し、彫刻やインスタレーション、映像作品として提示する活動を行っている。流体力学・電磁気学・分子動力学・量子力学など先端科学の知見を用いた表現は、自然界の不可視な運動を芸術として浮かび上がらせるものである。

Rebecca Merlic --- デジタルアーティスト、建築家、実験映画作家。レベッカ・マーリック(1989年生まれ/HR・AT・DE)は、ウィーンを拠点に活動するヨーロッパのデジタルアーティスト、建築家、実験映像作家。ウィーン応用美術大学およびウィーン美術アカデミーでの教育経験を持ち、東京藝術大学の北川原温ラボで学んだ経験があります。彼女の作品は、社会における別種のあり方、社会経済的な慣習の越境、新しいテクノロジーを用いた芸術・建築表現への探求といったテーマから強い影響を受けている。これまでに、マリアンネ・フォン・ヴィレマー・デジタルメディア賞(2020)、DKB VR アート賞(2023)、Content Vienna、テオドール・ケルナー芸術・科学賞(2023)、ナレッジキャピタル大阪「OMOSIROI」などを受賞。近年は、ザグレブ現代美術館(MSU)、オスロ国立美術館、大阪万博など、国内外の美術館や国際的な場で作品を発表している。

a春 --- O Ltd.の創業者/CEO。創作プロセスを仮想世界へと織り込む「MEs(Mind Environment System)」を構築している。RISD(ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン)でインダストリアルデザインとコンピュテーショナル・アートを学び、2023年に『Forbes JAPAN』の「30 UNDER 30」に選出。内なる世界の間に生まれる内省、遊び、そして予期せぬ対話のためのインターフェースをデザインしている。
2/8(日) 作品募集の開始
3/15(日) 作品募集の締め切り→審査を行い選出作品は「UNBUILD Virtual Exhibition」専用MEsへアップロード
3/15(日)〜3/25(水) 選考審査、ワールド構築、受賞者発表
3/25(水)〜4/30(木) 「UNBUILD Virtual exhibition」展示期間
※展示期間中にゲストも交えたオープンディスカッションイベントをMEs上で行います。
応募期間 - Submission Period:2026/2/8〜3/15
「提出物」に記載された所定の形式に沿って提出された作品を審査員・事務局が審査を行います。
審査の結果は、3/15〜3/22の間に、メールにて連絡を行います。
審査に通過された方の作品は「UNBUILD Virtual Exhibition」専用MEsへアップロードを行います。
今すぐ申し込む